ragii

蜜蜂と遠雷のragiiのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.9
劇場で観れなかったのを激しく後悔した作品

一応、サウンドバー置いて環境は整えはしたけど、絶対映画館で観た方が良かったなー

恩田陸さんの同名小説が原作だったけどよくこの作品、映像化出来たなー。

メイン4人は激しい練習が見えるぐらいピアノを弾いている姿が様になっているし、4名の名ピアニストが奏でる音楽も素晴らしいのに、それに合う様に演技する俳優陣の名演による相乗効果が素晴らしい!

松岡茉優さんの細やかな心情を表現した演技は超絶素晴らしいし、松坂桃李さんは相変わらず安定感ある演技で一般人目線で天才達を向き合い観る人達との橋渡ししてくれるし、森崎ウィンさんはレディプレイヤーワンで少ない登場シーンで強烈に残したインパクトを改めて邦画でじっくりと細やかな演技見せてくれるし、新人とは思えない驚異的な雰囲気で天才の役そのままに天才的な演技も見せてくれるし、本当に最高!

洋画的な音楽映画とも日本のエンタメ要素の強い音楽映画と毛色の違う新しい音楽映画!

描き出し方も、ドキュメンタリータッチだったりシンメトリーやピアノに映し出された鏡面を使った構図など色々と使っているのにまとまりがあるのもスゴイ

めちゃくちゃ素晴らしい音楽映画
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