蜜蜂と遠雷のネタバレレビュー・内容・結末

上映館(3館)

「蜜蜂と遠雷」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ケミストリー(化学反応)
音楽の国際コンクールで優勝や入賞というニュースを耳にすることは結構多いように思うが、偏差値教育の影響か、何か定められた評価方法のようなものがあるのだと信じきっていて、出場者同士で影響し、ケミストリーのようなものがあるのだということを想像もしていなかった。

徹底的な指導と練習で経済的な成功をも視野に入れようとするマサル、
生活に根付いた音楽を追求しようとする高島、
ピアノの演奏や音楽が好きで自然の音や新たな出会いにも刺激を得ようとする天才・塵、
未来に向かうため、過去と向き合い、過去をなんとしても取り戻そうとする英伝。

カデンツァの演奏でも、それが色濃く表される。心の声なのだ。
用意周到に準備をするマサル、
自分の目指すものに捉われるあまりもがく高島、
自由で一分一秒成長する塵、
心の声に耳を傾けようとする英伝。

残念ながら高島は最終選考には残らなかったが、残った三人のそれぞれの最終選考の選曲も、それぞれをよく表すようで聞き入ってしまう。

バルトークはインスピレーションを自分の生まれ育った国以外にも求めた作曲家だ。塵のイメージに合致する。

幼なじみの英伝とマサルは同じ作曲家の異なるピアノ協奏曲を選ぶ。
異なる人生を歩んだということだろうか。
マサルは、プロコフィエフのもっとも成功したピアノ協奏曲と言われる第三番。
英伝は、当初は批判も多かったとされるピアノ協奏曲第二番だ。
このスリリングでダイナミックな感じは、映画やドラマのスリリングな場面で使われることがあるので、日本ではよく知られている気がする。
僕は、こっちの方が好きだ。

有名なゴースト演奏家(?)がいるのは知っているが、願わくば、最終選考の曲はもう少し長く聴きたかった気がする。

そして、最近観た、パリに見出されたピアニストで最も象徴的に使われていたラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番を選んでいたピアニストが(おそらく)棄権していたのは残念でした。

そして、タイトルについて…、
間違っていたら大変申し訳ないし、確認しようもないのですが、昔、蜂の分峰と雷に何らかの相関があるのではと聞いたことがあります。

遠くで鳴り響く雷鳴は、塵自身のようでもあり、そして、自らも含めた四人の化学反応を促したということだろうか。

因みに、バルトークのピアノ協奏曲は、同じハンガリーを祖国とするショルティ指揮のがわりと有名です。iTunes聴き放題でさっき、チェックしたら、ロンドン・フィル、ピアノはあのアシュケナージのものが配信されてました。
TOHOシャンテフリーパス②

原作未読なのと実写化が難しいといわれてみたいななか2時間にまとめるのはすごいのかな。

いまいちそれぞれのキャラがつかみきれなかった。もうちょっと掘り下げてほしかったのが本音。
そんななかいきなり4人+1人で海にいってるときにはいつのまにそんなみんな打ち解けてたのか不思議だった。
馬や遠雷も私はつかみきれなかった。

クラシック自体は好きなのと、なにより月の光が一番好きだからたまらなかった!

私はあわなかった。
え、これ文字で表現できるの。
なんか若干ロングランした理由はわかった。

原作未読なので機会があれば読んでみたいではあるけど、活字数分で寝落ちるからなぁ…

冒頭からピアノあるのかと思ったけど中盤くらいまでまともに演奏シーンが無くて新鮮だった(ほめてはいない)

月光の連弾のとこ本当にワクワクした。
音楽は楽しんで弾いてるのを見るのが好きなので連弾はよかった。
ブルゾンがブルゾンすぎてなんとなく強すぎたかなぁ。
ただ、やっぱり天才と凡才には壁があるんだって思うよね。才能とかじゃないかもだけど、たぶん生まれ育った環境って最大の運っていう能力には叶わないのな…

明石くんには是非次世代の泳げたい焼きくん作曲家になっていただきたく。

何か綺麗な写真にポエム入る写真集みたいな感じだった(表現力語彙力などない)
小説を途中まで読んでいて、出てくる曲がどんなものなのか聴きたかったので、小説を最後まで読まずにおいて映画を鑑賞。特に風間塵の演奏がどんな風に表現されるのか興味があったけど、あまりクローズアップされてなかった。

ストーリーの出来には期待してなかったけど、その下をいってた。
演奏以外のシーンはもっと削っても良かったのでは?特にマサルと栄伝さんの再会のシーンなんか、白々しかったし。マサルはもっと実力に裏打ちされた自信を持った子だと思ってたけどな。

演奏シーンがもっと長かったらと思う。明石くんの春と修羅もっと聴きたかった。

栄伝さんの腕がめっちゃ筋肉ついてた。

ピアノの調律師が三浦友和だったらよかったのに。
月の光を浴びて、ドビュッシーの月の光を弾くシーンの美しさたるや…
そのシーンだけでも映画館で見れた価値はある
原作が大好きなので観に行っちゃいました。

塵のあの得体の知れなさがどんな感じになるのかと思ってたけど、想像に近くてびっくりした。演じてるのか、素に近いのか。あの俳優さん自体がバケモノに感じた。

本読んだ時に一番好きだった亜夜と塵が月の光弾くのシーンはイメージちょっと違ったけど、でもやっぱりわくわくした。

原作で好きだった明石、まさかの松坂桃李か!と思ったけど、明石だった。原作ではサブキャラだったから、映画ではあんまり出ないかなと思ってたけど、むしろめっちゃ出るし、喋りすぎだしめんどくさいし、そんな出てこなくていいよ。ってなった。笑 嫁が臼田あさ美は贅沢すぎだ。笑

今まで好きな本が映画化ってあんまりなかったから、不思議な感覚で。頭で想像してたものの答え合わせとか、そんな感じの捉え方もあるのね!みたいな感じでいつもの映画とはまた違った感じで観れて楽しかった。

結論あんなに隅から隅まで描写が素敵だったあの原作を2時間にまとめるのはまぁ無理だよね。
掻い摘みされすぎてたので、あれ観て「蜜蜂と遠雷」は面白くない。って言われたらすごく嫌だ。

かといって映画観てから本読むのはきっと映画の映像に引っ張られて原作を満喫することは出来ないと思うから、ぜひ本を読んでから映画観てほしい!!!!
気楽に読んでもらって、特に同じく小説を読んでから映画を見た人の感想を知れたら嬉しいなと思います!

ひとことで良かった。素敵だったし日本映画の綺麗さ美しさがあった。
ただ良くある小説を読んでからの映画、であるために難しい部分もあった。小説は勝手に妄想できるので、好きに解釈してそれが映画で映像として答え合わせを強制されるとそりゃあ違和感もあるよねという感じでした。小説読んでなければ感覚的には4.0は越えてくるだろうなぁ。
(あんまりこのスコア表現は好きではないがわかりやすさはある)

☆ストーリーについて
ストーリーはやはり2冊分を2時間にはおさめられないよねぇ!と同感。
一方で小説でも映画でも思ったこのストーリーの良さはやっぱり人間模様と、みんなが、誰かもしくは何かに"すがる"ものが必要でそれぞれがそれを持って生きていく感じが綺麗。
母親との思い出でも、ピアノや音楽でも、まぁなんでも。嫌な思い出も含め。
小説でも読んで景色を思い浮かべて鳥肌が立ってしまったタイプだが、
映像の凄いことは、視覚と聴覚も一気にヤラれてしまうことで、そりゃあもう幸せな映像でした。(クラシックは詳しくないけど音楽好き)

☆出演者について
・マサル
森崎ウィンさん好きでマサルと合ってたけど、もっと八村塁さんくらいゴツいのに繊細っていうギャップをイメージしてた。
アメリカ出身なのにすごく日本人らしい心を持ってて安心する。

・あーちゃん
松岡茉優さんは本当に綺麗で女優さんだなと思った。バライティのイメージも強く、小説のイメージより快活な明るい印象を受けた。影がもう少し濃くても良かったかなぁと偉そうに。あのおかっぱいいし、空気感が栄伝さんだった。
あと、小説には無かった(ような記憶)栄伝さんの演奏シーンが見れたのは映画ならでは。

・あかしくん
本当は2次落ちた後のインタビューよりも、落ちたとわかった瞬間を描いて欲しかったなぁ。あの時の感情が明石くんの人間性を現しているような。
生活者に近い演奏っていいですね、松坂さんは松坂さんじゃなくて明石くんになってて、俳優さんだなぁって思った。
ブルゾンさんは好きだけど、ブルゾンさんが強すぎてあの役は素朴な人が良かった。

・じんくん
あどけなさとか全てイメージ通りで、良く俳優さん見つけてくるなー笑って感じ。
もうちょっと、ぽっちゃりしてるイメージだった笑(勝手)
あと、こんなに回りと設定あったっけな、ひとりの世界が強い感じ印象でした。

・さいとうゆきさん
世代じゃないけど、役柄が合い過ぎてた。笑 タバコをもっと悪そうに吸って欲しかった。

いい音楽とか聞くと、涙こぼれて来た。
月を見つけて連弾するシーンとかは、
勝手に涙がこぼれてきた。
クラシックって、何百年も前の曲なのにこんなに愛されて凄いなぁとつくづく思う。
音楽の教室に飾ってあった、あんなくるくる頭のカツラの人たちの曲を今もなお。

良い映画でした!正月に見て良かった!

☆書き忘れー
全然ストーリーと関係ないけど、
この正月にスターウォーズを改め456123の順で見ていて、栄伝さんが最後に弾いたプロコフィエフ?の3番が、スターウォーズ感が凄かった。笑 まさか使われているのか?と調べたが使われてはなさそうで。ただスターウォーズを思い浮かべるって本に書いてあったみたい。ほんとに思い浮かんだ。

これは他の方の感想を見て、
うわーそれ書き忘れたよ!って思ったので追記。

奏ちゃんの存在が出ないのが寂しかった。時間的に無理かな。奏ちゃんが、栄伝さんの人柄を表現してくれている感じがするので奏ちゃん欲しかったー。と私も思いました。
明石が春と修羅で受賞するシーンが無かったのと奏の存在が無くて悲しかった。。
マサルがマサルだった。
とても色彩にあふれ、音に囲まれる世界観をもつ作品だから、映画化してくれてありがとう。観る前からそう思っていました。

ただ、この長編作品を決められた時間に収め切るには、たくさんのシーンがあまりにも足りていなくて、本を読んでいない人がこれが一部始終だと思ってしまうのはもったいない。
原作のもつ力にひれ伏した館内でした。
読みながら、毎晩、全ての曲を聴きました。
自分を広く、深くしてくれる感じを味わえる芸術がとても好きなので、そういう意味でもこの本は、本当に刺激的でした。

映画化に関して、あやを支え、時には背中を押して、風間塵と同じくらい彼女の復活に不可欠だったはずの奏の存在がなかったことに物足りなさ、さみしさを感じました。
ドレスの色も、一緒に決めてたのに。とか。
惜しい。
出番です、のおじさんが必要なのと同じ。奏ちゃんも絶対に必要でしょう?


観ていた人は思ったでしょう。わたしもそう思いました。明石は凡人じゃない。
みんながそう思ってたってわかるコンクール結果なのがとても好きだった。優勝、準優勝の順位も、作られすぎてない自然なラストだと思いました。

とてもピアノが弾きたくなりました。
弾きました。(笑)
ピアノの音は、ほかの楽器とは全く違う、いい音がします。一生好きです。


それから、岩手県出身のわたしには

あめゆじゅとてちてけんじゃ

雪の音が頭の中ではじけました。



年内に投稿しきろうと思っていたのに、随分遅くなってしまいました。
2020年は、もっとたくさん観れたらいいな。
今年もよろしくお願いします🐭
小説の抜粋。それでいて重要な所は抑えてある。
音楽があまり分からない僕でも「生活者の音楽」は良いものだと理解出来る。
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