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ちいさな独裁者のhisaukのレビュー・感想・評価

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)
3.8
1945年、1人の泥だらけの兵士ヴィリー・ヘロルトは軍を脱走し逃げていた。
追手から逃れるとこに成功する。
逃げる途中、捨てられた軍用車両を見つけ、その中にはナチス将校の軍服や靴などを見つけ着替えた。
そこからヘロルトの偽の独裁者へ向かうストーリーが始まる。

サイズの合わない軍服を着たヘロルト。
しかし勲章がちりばめられた軍服に皆んな騙される。
人間って、そんなもんなのか。
時代背景がそうなってしまうのだろう。
集まった兵士たちは荒くれ者がほとんど。
ナチスの兵士と言うとビシッとしたイメージが強い。

ヘロルトがどんどん変貌していく。
これぞ、小さな独裁者。
人を殺すのも平気になっている。
大量虐殺まで…。
成り行きで将校にならざるを得なかったヘラルド。
彼のハッタリも凄かったが。
独裁政権で厳しい軍から逃げた彼は、自分が独裁者に。

荒くれ者たちだから騙された様なもの。
これが違う兵士たちならバレそう。

たった21歳の青年が犯した嘘。
実在した人物であり、彼の実話を映画化した作品。
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