M少佐

ちいさな独裁者のM少佐のレビュー・感想・評価

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)
4.5
 「行くぞヘロルト親衛隊!」

あらすじは敗戦間際のナチスとフィルマにあるぞ⬆

黒少佐
「最近、戦争映画見てないよな?」
少佐
(ギクッ)
黒少佐
「人には戦争映画勧めたり、偉そうに、うんちく垂れてるよなぁ?」
少佐
(ギクギクッ(汗))
黒少佐
「そんな腑抜けた貴様の好きが詰まったこの作品だ、すぐ見ろ!」
少佐
「ヤ…ヤヴォール」
黒少佐
「ドイツ語はいいから、早く見ろ!」

粗筋を見ていただきたい。
脱走兵の上等兵が、ひょんな事から大尉の制服を着て好き勝手やらかす奇想天外なストーリー。
原題のドイツ語ではハウプトマン、英語表記ではキャプテンようするに大尉。
何故か邦題は…まぁ主旨が伝わる題名ですね。
主役は兵科は同じ空軍でも十個くらい階級を飛び越して詐称し、嘘八百と機転と根性と流れに任せて暴虐と享楽の限りを尽くします。
終始、有り得ないことばかり続きラストは、知ってはいても驚きは隠せません。
本当に人は狂った状況でも順応してしまう恐ろしい生き物だと感じました。
自分でも、同じことをしないと言う自信はありません…

近代史に興味のある方は是非。
派手さは無いですが、これも戦争の一場面、見て損は無いですよ。
M少佐

M少佐