ちいさな独裁者の作品情報・感想・評価・動画配信

「ちいさな独裁者」に投稿された感想・評価

kid

kidの感想・評価

3.0
嘘を重ねまくっても動じない肝の座り様にびっくりした
大尉の格好もさまになっていたし
すごいわ

女たちと酒で大騒ぎするシーンは若さが出ていたね…青年だよ…21歳…
しかし彼は残虐であまりに非道だ

報いってあるね。
ウソはいつかバレる
ハリボテは崩れる
やったことは自分に還ってくる

ナチのさまざまな非道行為はまずいけれど、軍服はやっぱりとてもファッショナブルだわ
ねむ

ねむの感想・評価

3.8
WW2末期のドイツで実際に起こった事件を元にした映画。
脱走兵の青年が、たまたま拾った空軍大尉の制服を着こんで周囲の目を欺くうち、エスカレートしていく話です。

ブラックコメディという言い方も見ますが、とてもじゃないが笑えない。自分が殺される寸前の脱走兵だったのに、同じ脱走兵の収容所で尊大にふるまい、敗色濃厚な末期的混乱の中で、敵ではなく同胞の大量殺害に関与するという地獄の状況(敗戦が迫る極限状況の中、ドイツ人がドイツ人を糾弾して吊るす、という光景は、「ジョジョラビット」でも描かれてました)。

取りあえず何十人か処刑した後に開かれる、お笑い芸人(脱走兵)を出席させての宴会がまた地獄。ここは本当に観てるのが辛かったです。残虐描写があるとかではなく、精神的にきつい…。

有名なアイヒマン実験(平凡な市民が、一定条件の下で冷酷な行為を行う事を検証した心理実験)というのがありますが、正にそれでした。「制服」という権威の元に安心し、責任転嫁をし、主人公自身も周囲の者も、平気で残虐な行為に手を染めていきます。

アイヒマン実験を元にした「エス」というドイツ映画(面白いけどやはり怖い)もありますが、この実験自体はアメリカで行われたものだし、たとえばフランス革命時のフランス人とかありますし、何々人だからこうなった、というのではなく、歴史上いくらでも例が挙げられる、人間には共通の資質なんだと思います。

EDは、ナチの亡霊が現代に蘇り始めてるという警鐘ですよね。最近ドイツでこの手の映画が多いのかなーというのは、嫌な感じです。
takato

takatoの感想・評価

4.2
ナチがどうとか、この主人公が~という話ではなく多くのものを象徴したブラックユーモアの見本のような良作。

荒廃しきった灰色の世界で、繰り広げられるは黒い人間喜劇。ナチズムだけでなく、ファシズム、権力、付和雷同、責任逃れ、自己欺瞞と様々な人間性の腐りきった部分を笑いで見せていく上手さ。ただ、その背後にはスウィフト的な人間存在そのものに対する疑問と怒りが低音をなしている。三幕構成で考えると少々三幕目が冗長だったかな。

このレビューはネタバレを含みます

いい物拾ってはしゃいでたへロルトが大尉と呼ばれてスイッチが入ってしまった...。

出鱈目な「総統からの直々の指令」を演じきりいかにもなポリシーを語り、制服と手帳の力を借りてナチスや現状のドイツに不信感を抱きつつある曖昧な連中を束ねていく。
ついて行く連中も疑いを持っていても都合がいいからついて行くし、殺しもする。

序盤から、秩序を乱した者には処罰をと躊躇いもなく人を殺すへロルトは、以前所属していた隊の上官の姿を真似たのだろうか。ヒトラーの姿かもしれない。
20歳くらいの若者が、収容所で役に立たない厄介者たちだからと自ら穴まで歩かせ銃撃し殺す残虐はどこで習ったのかというとナチスとそれを受け入れていた当時のドイツなのだろう。

イギリス軍からの空爆をうけて「人の命は軽くなった」と映画では言っていて戦争のおそろしさを語らせていたようだけど、実在したへロルト本人は何故大量殺人をしたのかわからない、と言っていたそうだ。まあ、それも嘘かもしれないけど。

ラスト、冬の林に投げ出された数えきれない人の骨の上を跨ぎ暗い木々の間へ姿を消すへロルト...というシリアスに耐えられなくなったのか?!あのエンドロール...
蛇足では?!おもしろかったけど。

ところで、みててスティーブン・キングのゴールデンボーイを思い出していた。
BRIDGES

BRIDGESの感想・評価

-
行動が 大胆に
個人的には
もうちょっと
大人しくしていたら
状況も変わっていたはず
そう思ってしまった
エンドロールでの
あの映像は
仕込みなのか
どうか気になりました

いいね 75
KADOMASA

KADOMASAの感想・評価

3.9
見た目、振る舞いは大事
>|