乙郎さん

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密の乙郎さんのレビュー・感想・評価

3.5
ライアン・ジョンソンでは一番良い。ミステリはそもそも映画との相性が良くないが、館という強固な舞台設定を用意した上でジャンルの脱構築を行い、ある程度成功している。
多くの人が触れていることではあるが、この映画が他のミステリと違う最大の点は、メインの登場人物(アナ・デ・アルマス)が嘘をついたら「嘔吐する」ということで、この設定は映像的にも見せ場が用意できるし、その人物に絶対的な善性を用意できる。観客は否応でも仮託する。
乙郎さん

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