このレビューはネタバレを含みます
"我が家 我がルール 我が珈琲"
世界的ミステリー作家ハーラン·スロンビーが死んだ!!
家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者!?
現代のはずなのにどこか古典的?
なんかアガサ·クリスティーぽいなーと思ったら、、監督がアガサ·クリスティーに捧げた100％オリジナル脚本だとか。
名探偵ブノワ役のダニエル·クレイグはじめ、豪華キャストによる重厚な演技合戦は見どころ。
背後にはいつもタイトルまんまのナイフが突き出たオブジェが象徴的に映され、
彼らは互いを罵り、言葉の刃を向け合う。
そんな彼らの醜態を嘲笑うかのような彫刻や人形たち、肖像画のハーラン!?
まさに現代のポアロを目指してたんだろーけど、007ではあんなにスタイリッシュなクレイグが野暮ったくて魅力半減。。
伏線を張り巡らし、エンターテインメントとしてはよく出来てるけど、、
ミステリーとしてはフレンチクルーラー?(スカスカ)
そもそもウソをつくと吐くってなんじゃそりゃ～(笑)
マルタ役のアナ·デ·アルマスのおとぼけっぷりがかわいくって、ついつい純真な大きな瞳に騙されちゃうけど、、
実はしたたか??
チクリと皮肉ったラストショットは面白いけど、、
真相を知ればなおのこと自分のせいだと自責の念にかられそうなもんなのに、
のほほんとコーヒーブレイク?てなんだかなー
それにしても家族にこの仕打ちはなかなかのクソじじい(笑)
監督は絶対シリーズ化狙ってるんだろーなーと思ったら、もー続編も決まってるそうで、、
次回はもっと本格的な謎解きミステリーを見せてほしい。
