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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のtamagoのレビュー・感想・評価

4.1
U-NEXTのポイントを使い切るために怒涛の1日3本立て❗️の最後の作品。
無理したらあきませんね…めっちゃ疲れた。
けど、観てよかったです!

名探偵ブノワ・ブランを演じるダニエル・クレイグは、ビジュアル的にはハマり役と思いましたが、ストーリー的には思ったより目立たず、ちょっと残念。
でも、アナ・デ・アルマスが圧巻の存在感を示して、超純粋な看護士を見事に演じ切っていて、素晴らしい演技でした。
配役を間違えたら、コメディにもなりかねない(コメディ演出ももちろんちょこっとありますが)ところをギリギリのところでリアリティーを持たせる演出がうまいなと思いました。

アナちゃん以外の役者さん達も全員クセが強いのに、それをまとめたあげたライアン・ジョンソン監督の手腕もお見事でした。
これまでの監督作も独特の癖があり、今作も監督の脚本の捻り具合がミステリーに合ってて、良かったと思います。
『スターウォーズ 最後のジェダイ』では散々叩かれてましたが、僕はあの捻り方は好きだったので、『最後のジェダイ』が気に入られた方は今作も楽しめるんじゃないでしょうか。

謎解きで明かされる真相も、あっと驚く展開で、大富豪の遺産相続に絡んだ人間の強欲さが皮肉たっぷりに描かれており、それと対比して人間の美しいところも描かれていて、人間ドラマとしても見応え十分。

クリス・エヴァンスが最初はキャプテンにしか見えませんでしたが、なかなか良い味出されてて、良かったです。
まあ、とにかく今作はアナちゃんの映画だったということで、さらにファンになりました。
今後の作品が楽しみですね〜
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