このタイトルじゃ邦題のようにサブタイトル追加しないと判らないですよね。
これ、最後の緊迫シーンを笑かすつもりで付いてるタイトルなんですかね？
さて、「餅は餅屋」という感じ。
本格ミステリーはやはり上級作家のものをお使いになる方が良かったんでしょうね。
途中、Netflixに版権を売ろうという台詞にあったようにお金を出していい原作を使って欲しいですよ。そういう意味ではケチな作品。
名探偵さんも見つけた証拠となるネタで事件の説明とかはしないし、だからどこにも付箋が貼られていない。
本作の面白いところを挙げるとしたら、犯人も犯行手順も解っているのを覆す真実ってところなんでしょうね。
でも、狡いよね、そういう影を忍ばせるものがなかったから…
ミステリーの原則って呼ばれる「ノックスの十戒」「ヴァン・ダインの二十則」がありますが、やっぱり真犯人の行動はちゃんと視聴者に見せておいてくれないと一緒には楽しめません。
まぁ、でも、豪華な役者さんを集めてそこそこ「本格派ミステリー」には見せかけてます。
おとぼけな刑事さんが色々なところで話に出す映画の話が一番楽しかったかも。
