このレビューはネタバレを含みます
郊外のお屋敷で人気ミステリー作家が死亡。事情を聞くために家族が警察に呼び集められたが担当刑事の傍らには探偵がいた…
このご時世にまさか海の向こうからこんなクラシカルな名探偵が現れるとは思わなかったが、何だか呑気しているようにも見えるつかみどころの無い人物を演じるダニエル・クレイグが楽しそう。
事件の概要は真相に近い人物の目線で少しずつ分かってくるので、倒叙ものと言えるが、その人も知らない事実が上手いタイミングで探偵によって明かされるのが謎解きのカタルシスを感じさせる。
クリス・エヴァンスも最近までヒーローを演じていた反動なのかゲス野郎芝居が楽しくて仕方なさそう。
古畑任三郎in犬神家といった雰囲気でした。続編の予定があるらしいので次回は童謡殺人でお願いしたい。