CHACO

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のCHACOのレビュー・感想・評価

4.2
【血統VS何でもない人、再び】


拝啓
ライアン・ジョンソン様

『SW・最後のジェダイ』が、もう昔のことのようですね。
あちらのシリーズは遂に終わりましたが、
あなたがどうご覧になったか、感想が気になる今日この頃です。


『ナイブズ・アウト』
観賞致しました。


ハッキリ言って…
ライアン、あんたやっぱり凄いんだな…。
スター・ウォーズが合わなかっただけ…。
そういうことだったんだな…。
めちゃキレた脚本じゃないか!
ミステリーあるあるのスクラップ&ビルド!
実は◯◯が自分で◯◯しちゃって、
それを知らない◯◯◯◯が…だなんて!
やられた…やられたぞライアン…。
作家性と作品は切り分けて考えることの重要さを、貴方から深く学びました。


探偵ブランの登場時のピアノ
被害者と家族の軋轢、確執
象徴的な刃の台座…etc.
意味ありげな物は、実は本筋・本質でない。
ここ意識しちゃうだろ?
なんだろうって気になるんだろ?
トリックか伏線だと思うだろ?
そうだよ!気になったよ!誘われたよ!
ライアンの手の上で転がされたよ!笑


そしてそして、
本作でも貴方は僕達に問うてきましたね。
「持つものでなく、持たざるものこそが、正しいことを為す」のだよと。


シリーズ化も決まった?そうで何より。
次回作楽しみにしてます!
CHACO

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