NY郊外の大豪邸。世界的ミステリー作家の85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見される。匿名の依頼を受け現れた探偵は調査を行っていく。ミステリー作。秘密だらけ、曲者揃いのワケあり家族全員を容疑者として進む展開はミステリーとして見応えがあるが、本作はミステリーとして新たな切り口で展開していくのが魅力的。探偵も探偵らしからぬ、犯人や容疑者も設定が緻密で、ミステリーながらの単調な物語にならず、二転三転する様は予想をつかせない内容で良い。真実が明らかになっていくが、それが本当に真実なのか嘘なのか、物語られる言葉や行動が全てなのか異なっていくのか、掴ませない展開はミステリーとして娯楽があるものになってます。推理ものでもあり、絶妙なコメディ、ブラックユーモアもありで飽きさせない。OPからしっかり伏線がはられ、ラストカットまでもたせる抜群の作り込みはある。出演もダニエル・クレイグをはじめ、クリス・エヴァンスやアナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティスらと豪華さが際立ってます。
