Knives Out:ライアン・ジョンソン監督、脚本、ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス出演、2019年作品。舞台は小説家ハーラン・スロンビーがマサチューセッツ州の邸宅。彼の85歳の誕生パーティーに家族を招待するが、翌朝ハーランの家政婦フランがハーランの喉が切られて死んでいるのを発見して・・・。
けっこう楽しかった!ライアン・ジョンソン監督がリスペクトする「アガサ・クリスティの推理小説を思わせるようなミステリ映画を撮ってみたい」という思いから製作されたミステリー作品。王道のフーダニットだが、アガサ・クリスティをオマージュしながら現代的でオリジナリティのある世界観になっていて嬉しい。
特に会話が軽くユーモアがあっていいと思った。ダニエル・クレイグの探偵振りも洒落ているし、主役のヒロインのアナ・デ・アルマスと登場から胡散臭いクリス・エヴァンスとのやり取りも楽しい。
邸宅のクラシカルだが一癖も二癖もある構造も演出に一役買っていると思う。ちょっとしたロケ映像やカーチェイスまで盛り込んで、映画として飽きさせない演出。しかし邸宅内の会話だけでもかなり弾んでいて良かっただろうか。
ライアン・ジョンソン×ダニエル・クレイグのコンビでシリーズ化しないだろうか(笑)