へちょりーの

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のへちょりーののレビュー・感想・評価

4.2
スター・ウォーズ EpisodeⅧでの大失敗で戦犯に挙げられたライアン・ジョンソン。
あまり期待していなかったからこそ、すごく楽しめた。
この人はSFよりもこういう人間ドラマを撮る方が向いているように思える。

アガサ・クリスティー原作の作品に比べると、トリックの作り込みに甘さはあるものの、しっかりと最後まで楽しませてくれる仕組み。
最初はよくある犯人探しなのかと思えば大間違い。
犯人がわかってからの流れと、裕福な犯罪小説家ハーラン・スロンビーの巧みなトリックが組み合わさり非常に見応えのある作品だった。

どのキャラもしっかりと癖が強く、ミステリーの中にもちょいちょいクスクスできるのも飽きずに2時間楽しめる要素だろう。