事実に基づく映画であると忘れそうになるくらいだけど、現実。
音楽や表情、構図、それぞれの服装も綺麗なカットばかりで見入ってしまった。
全てを「多数決」で決めることの意味を考えてしまった。社会主義に、多数決はないものね。
とか言っても結局、労働者の出の父を持つテオと、市議会議長の父を持つコルトで扱いが全然違うというのも、リアル。
オトナが子供をコントロールできると思う傲慢さとか、それでも子供ゆえの弱さとか、色んなことを感じてしまった。
この時代に比べるといろんな行動が許されているのに許されないような気がする現代日本社会、とかについても考えた。
連帯すれば、できることもあるんじゃないだろうか。なぜできないのだろうか。
最後の表情も、深かったな。