Fyohko

僕たちは希望という名の列車に乗ったのFyohkoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます


『僕たちは希望という名の列車に乗った』

2019年公開のドイツ映画


1956年
ベルリンの壁が建設される前

エリート高校に通う
テオとクルトは
西ベルリンの映画館で
ハンガリーの民衆蜂起を伝える
ニュースを観てショックを受ける

ソ連の軍事介入により
大勢の犠牲者が出たことに
憤りを感じた2人は

犠牲者を追悼するという
純粋な気持ちで

級友たちを巻き込み
授業中に2分間の黙祷を行う

この行為は
体制への反逆行為と見做され

当局の調査が入り
国民教育相や
それぞれの家族を巻き込む
大事件へと発展する


という
実話を基にした話


ベルリンの壁建設前
という時代のせいか

比較的
西側に行きやすかったのか
という印象

故に
テオやクルトの
見積もりも甘くなったのだろう

高校生が良い逃れできるほど
社会主義体制は甘く無いのだ

彼らの両親も
社会主義体制下では
なす術がない

エリートであるコトが
東ドイツで生きていく上では
強力なアドバンテージになるコトを

親世代は
身をもって分かっているからだ


戦中、戦後を
どの世代で生きていくのか問題

生まれるタイミングは
自分で選ぶコトができないだけに
考えても仕方がないのは分かっているが

この手の映画を観るたびに
反射的に想像を巡らせてしまう




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