aya

僕たちは希望という名の列車に乗ったのayaのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今までいくつか観た東西冷戦下の頃の作品の中でいちばん理解しやすく構成されていて、かなり集中できた。キャストがみんな素晴らしかった、特にエリック役。
冒頭では子供らしい描写もあり、また騒ぎのきっかけになってしまう授業中に黙祷をするということも若気のいたりのように感じるが、一人の人間としてどう生きていくかを自分で選択していく姿は自分の高校生の頃とは全く比べ物にならない程しっかりしていた。家族も、最初は言動を強制しているが最終的には一個人として扱い、思いを尊重していて、それぞれの意思の強さに驚いた。
西に行った若者たち、行かなかった4人、その家族たちはどのように生きていったのだろうか。特に残された家族はあまり幸せな姿が想像できず、気持ちが沈む。
aya

aya