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僕たちは希望という名の列車に乗ったのemediaのレビュー・感想・評価

4.4
また「あとで」と別れてから
何年の月日が流れたのだろう?
悪ふざけだとは赦されない政情において
真実を知りたいと思うことが
反革命と揶揄される
つぎからつぎに大人が追いかけてくる
18歳に突きつけられるのは密告という裏切り
各々の家族には隠された人生があり
知ったが故に嘆き苦しむこともある

別れの固い握手には
「必ず帰ってこい」と父親の台詞が必要であり
また息子に「英雄」にならないでほしい
と告げる父親もいる

一枚の写真によって傷つけられる多数の人々
傷つける側は国家を背負った役人である


テオの父親(ロナルト・ツェアフェルト)は
『東ベルリンから来た女』での同僚医師ですね
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