kazuかず

僕たちは希望という名の列車に乗ったのkazuかずのレビュー・感想・評価

4.7
チケット買うのに舌を噛みそうな長~い邦題のこの作品!2019年ドラマ部門は、まさにこれだ‼️と唸らされた素晴らしい作品でした☺️ 第二次世界大戦が終わり、民主主義に舵をとる西ドイツと社会主義かつ監視社会を貫く東ドイツ。東西冷戦の象徴でもあったベルリンの壁が作られる数年前の実話です。

社会主義の抑制された生活に違和感を覚える東ドイツの高校生たちが、自由を求めたハンガリーの民衆蜂起に影響され、学校の教室で反社会的な行動に出てしまう。東ドイツの人民教育相相から、その首謀者を突き止める犯人探しが始まり、生徒たちは自身や家族の人生をも左右する決断を迫られることになる。

大人たちの理不尽な対応に苦慮し、自由な人間らしい生活求めてつつ、友情や家族の絆そして人として大事な事を決して忘れない学生たちの生きざまに涙。ロビン・ウィリアムスの名作『今をいきる』を彷彿とさせるシークエンスも素晴らしい。激動の時代にこのような実話があったことにも驚きました。
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