みかん

僕たちは希望という名の列車に乗ったのみかんのレビュー・感想・評価

3.5
こういう映画を観てしまうと今の自分のぬるさを痛感する。時代と共に正義とされる国家体制や主義主張は変わりゆくけれど、その中でも変わらず自分の信念を貫く強さに憧れる。

ただ、邦題は少し先走りすぎのような気が(原題は「沈黙する教室」)。彼らは決して希望に胸ふくらませて列車に乗ったわけではなく、恐怖と絶望から逃れるためにただ一つの選択肢として故郷を捨てざるを得なかったのだ。そして残った家族はその後どうなったのだろう。
みかん

みかん