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完璧な他人のTAMUのレビュー・感想・評価

完璧な他人(2018年製作の映画)
3.5
上流階級の嘘の付き合い、といった興味ないことこの上ない感じの予告だったので、スルーする予定だったが、本日『王の男(デジタルリマスター版)』満席とのことで、じくじたる思いを抱え本作に切り替え。

ある高級マンションへの引越し祝いのホームパーティーに集まる3組の夫婦と1人の男。男性陣は子供の頃からの幼馴染。
ソウル大卒の2人(整形外科医のチョ・ジヌンと弁護士のユ・ヘジン)はザ上流階級。

ひょんなことから始まった、スマホに入る電話やメッセージを全て公開するゲーム。
これを機に友情も愛情も壊れたり仲治ったりドタバタ劇が始まる。

本作、オリジナルはイタリアで話題になったらしい映画『大人の事情』。

プロットが間違いないのはお墨付きで、これに嫁姑問題や女性蔑視など韓国時流の問題を絡めており、演じるのはユ・ヘジンを始め芸達者陣と来れば、構え気味で見てたこちらも段々乗せられてくる。

キティちゃん、イ・ソジンの着信音(I will survive)、ゲイ展開、など声出して笑ったが、が、が、が、ラストが💦
原作同様なのかもしれんが、ちょっと💦

それに加えて、やはりイタリア映画原作ということもあるのか、それなりの社会問題が散りばめられているものの、心に残るものは無い。

料理もたくさん出るのだけど、あまり記憶に残ってない。

唯一、チョ・ジヌンの娘への電話は良かった。間の取り方や冷静を保とうとする表情など、役者凄いと見せつけられる。

まあ、結論としては自分は庶民が主演の地に足がついた映画が好きなんだな、と。。
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