この邦題とジャケット、もうちょっとどうにかならなかったのだろうか。これじゃもったいない。
ラブコメとはいえ、難病を扱ったシリアスな展開にさすがこの二人の出る作品だなと納得しました。
私は女なので、アン・ハサウェイが演じるヒロインの頑なな気持ちがすごく分かる。常に大切な人に迷惑をかけてしまう。申し訳ない、ごめんなさい、と思いながら生きていかねばならない。それがつらい。
でも、やっぱり離したくない。それでも自分から’ずっとそばにいてほしい’なんて言えないよね…
シカゴでの患者の集会のシーンはリアルで、いい意味で気持ちを立ち止まらせてくれた。
ただ、やっばりラブコメ。ダークな部分は観客には見せない。介護に生涯つき合わなければならないパートナーの苦難は掘り下げられてはいないのです。
収まるべきところに収まるというか、あまりにも綺麗ごと過ぎるラストは、感動というよりモヤっとしてしまいました。
アンのサービス精神は素晴らしいと思うけど、そこまで脱ぐ必要あったの?
あと、ファイザー製薬の実名使用許諾はかなりの驚き。日本じゃ到底有り得ない。