シネフィル母ちゃん

ターニングポイントのシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

ターニングポイント(2018年製作の映画)
3.6
闇が広がるフィンランドの町で繰り広げられるヒリヒリしたサスペンス。

夜行列車で3人の男が出会う。
スウェーデンを目指す、アフリカ出身の難民。
DVが原因で元カノから絶縁され、息子に会いたくても会えないヤク中の男。
男手ひとつで息子を育て、夜は売人をしている男。

この3人が出会ったことが悲劇の始まり。
ある事件が起こり、そこからの展開が面白かった!!
「んなわけあるかーい!!」と、思わずつっこみたくなる世間の狭さによる偶然には苦笑してしまったけど、脚本が面白いから目をつぶろう。

DV問題、難民問題、親権問題、殺人問題にほんの少しの恋愛要素が絡まり事態は予期せぬ方向へ。
フィンランドの凍てつくような風景と、緊迫した物語の相乗効果が半端ない。ハラハラドキドキしてしまった。



#ここからネタバレ
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男二人の心の変化。
しかし、お互いの選択は全くの逆。
ひゃー!!このままどうなるんだー!!
って、こっちの緊張感が最大限までいったところで、お話はあっさりまとまりそのまま終了。
ささやかなハッピーエンドってことでいいのかな?
なので、若干拍子抜けしてしまった笑。