レインウォッチャー

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のレインウォッチャーのレビュー・感想・評価

2.5
『ジュラシックワールド』3部作の完結編となる第三作。
いきなりごめんだけど、ここで「完結」という語を辞書で引いてみよう。

「続いていた物事などがすっかり終わること。また、終わってまとまること。」(goo国語辞書)

なるほどなるほど、オッケー。
そっか、わかったぞ!じゃあこの映画は「完結編」でもなんでもないんだ!ジュラワ・シリーズは終わってないんだね。来年あたり本当の3作目をやるのかな?いや来月かな?たのしみだね!

こんなサプライズ、まったく人が悪いよ。
「すっかり終わる」⇒なんにも終わってないし、
「終わってまとまる」⇒なんにもまとまってないもんね!

ていうかそもそも、お話が「なんにもない」もんね!
観ても観なくても完全に一緒、クローン技術もびっくりな寸分たがわぬプラマイゼロ、なんて体験は生まれて初めてだったし、そういうアート映画なのかも?だとしたら大成功だと思うよ。

わらわら登場人物が出てきて、それが分かれて、さらにそれが分かれたりして、いろんな場所に行くんだけど、いま何のために何をしてるのか?結局何を得たのか?さっぱりわからなくて、それに二時間半付き合わされて考える気力も起こらないほどグズグズで、気づいたら振り出しに戻ってるんだ。WOW!頭が絶滅!

あーあ、めでたしめでたし。

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<よかったところ>
・チキチキラプトル猛レース
・最後の、ブルーちゃんを見つめるクリプラの顔
・エンドロールで流れたジアッキーノの組曲