なくいら

ウエスト・サイド・ストーリーのなくいらのレビュー・感想・評価

5.0
※余談追記しました。

あーもうこりゃ素晴らしすぎだわもう脱帽っていうの?帽子被ってないけど泣きながら脱いじゃうよね!!!!

画面の隅から隅まで作り込まれた完璧な美で埋め尽くされていて、素晴らしい演者達によって紡がれる物語に吸い込まれた…🥺✨

WSSって、ザ・ミュージカルの構成ゆえに、"ストーリーが分かりづらい"、"感情移入しにくい"って言われがちな気がするけど、そういう人にも響きやすい演出が加えられていると感じたよ。
ロミジュリベースの悲恋と、行き場のない若者たちの葛藤と生き様を、すごい熱量で見せてくれる。

いやーもちろんスピルバーグに期待していなかった訳では無いんだけどさ、こんなすごいもの観せられるとは思ってなかったんだよ。
光の使い方とかセットとか小道具とかカメラワークとか、もう無限に褒め言葉言えるわ。
元々好きな「America」が夢かと思うほど最高で泣いたよ。アリアナーーーー😭👏✨
レイチェル歌うますぎ(語彙力
トニーとマリアの身長差好き(どうでもいい

そしてやっぱりリタ・モレノなー!
60年前のアニータがヴァレンティーナって胸熱よね🥺

アンセル君のせいでどうなることかと思ったけど、本当に公開してくれて良かったよー!2月が待ち遠しい!



以下に、61年版の方にも書いた長い余談を追記。

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スピルバーグ版「ウエスト・サイド・ストーリー」を観る前に、61年版を観るべきか?という話題になる度に考えてたんだけど、個人的には、観たことない人は別にあえて観る必要はないのかなーと。
もちろん、観たい人はどうぞ。観て悪いことは何もない。
『違いを楽しむ』という観点と、スピルバーグの熱意をより感じとることができると思う。

正確な説明は難しいけど、今回スピルバーグは、61年版にリスペクトを置きつつも、それのリメイクではなく、あくまで舞台版を映画化しているというのがポイントだと思う。
61年版は、舞台版から改変されている部分が多く、楽曲を歌う人物やシーンなども違うので、ストーリーの印象も結構違う。
とは言え、スピルバーグも、あえて61年版と同じ演出を使っているシーンもある。

舞台を映画に持ってきた感を感じる61年版の演出も好きだし、さすが巨匠👏の熱意が込められた今作の映画としての見せ方は、やっぱり素晴らしい。
監督や脚本家による解釈で加えられている演出とか、まぁ賛否あるかも知れないけど、個人的には物語により入り込みやすい作品になってると感じた。
"スピルバーグの最高傑作"??んなわけあるかいなーという批判は、まず観てからね。
でも、ミュージカル嫌いな人には全然オススメしません。

長々書いてしまったけど、結論。
WSS未体験の方への私のオススメは、『スピルバーグ版→61年版→スピルバーグ版』です!!
そしてエンドレスループへ。
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なくいら

なくいら