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キャッツのKのレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
4.4
吹替視聴。舞台俳優や歌手も起用した豪華な声優陣。劇団四季のキャッツは未見。擬人化ならぬ擬猫化。序盤は不自然さが慣れず舞台同様メイクと生身のダンスで表現してくれればいいのにと感じた。でもそれでは舞台と同じになってしまう。ここは映画ならではをやりきったのだろうと想像。猫目線で言えば鼻から口にかけての形、人間目線で言えば耳の位置に違和感が集中していると思う。猫がいたずらしながら遊びまわるシーンは縮尺も相まって楽しかった。山崎育三郎さん相変わらず良い声。葵わかなさんの歌声を初めて聞いた。透明感があってめちゃくちゃ良い。大貫勇輔さんの鉄道猫はぴったり。高橋あず美さんのメモリーは圧巻。猫同士で顔をスリスリし合うのが可愛い。猫が猫の世界の文化や神話を人間に教えてくれる話といった印象。歌声とその表現力に感動させられた。
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