予告編が公開された時、ざわついた本作。劇団四季のミュージカルを鑑賞したことがある立場としては、映画版も思ったより悪くなかった。ハードル低めに設定してたのもあるが。
ロンドンの片隅のゴミ捨て場に捨てられた白猫ヴィクトリアは、個性豊かなジェリクルキャッツ達と出会う。今宵はたった1匹のみ新しい人生を生きることが選ばれる特別な猫が選ばれる…
劇団四季のミュージカルを観た時も、ストーリーがあるんだかないんだかわからなくて、それでもやっぱり歌とダンスと演出の迫力にはミュージカル醍醐味を感じたのがキャッツだった。
映画版にしたことにより空間を無限に広く使えるので、様々な場面がどんな状況かミュージカルよりわかりやすいし、夜のロンドンの街並みを美しく見えた。
しかし、各猫達のダンスのキレはミュージカルに比べ音って見える。どのように撮影されてるかわからないけど、猫自身なのか背景なのかCGがそうさせていた気がした。
エンターテイメントてして悪くないけど、映画版だから特別何か良くなったかというとそうでもない。でも大音量でキャッツのサントラを聴けるのは良かった。