山本太郎さんのドキュメンタリーですが、
この映画は私たち日本人と日本のドキュメンタリーだと思いました。
一緒に誘った友人はサラリーマンで、日中は国会など見られないし、
ニュースもスマホやSNSで流れてくる情報を受け取り生活しています。
彼女を誘った時に、山本太郎って議員になったけれどその後何をしているの?と聞かれました。
多分、多くの人がそう思っているのだと思います。
ベルギー人の監督は、福島原発事故後の日本を取材に来て、俳優から政治家に転身した山本太郎に興味を持ち、彼の姿と視点を日本の現状と照らし合わせながら描いています。
福島原発事故は、日本だけではなく世界中に大きな影響を与えた事故で、7年経った今、少し立ち止まって振り返り、もう一度歩く先の目標が間違っていないのかと問い直す時という気がします。
大切な友人や家族と一緒に見て、色んな話をするきっかけにしてほしい、そんな映画です。