【一億総懐古】
ご存知寅さんの50作目です。
主演の渥美清さんは既に故人ですので、新作が出来るとは思っていませんでした。
寅さん自体、ストーリーそのものにはあまり関係無いようにも思われましたが、随所に過去作品が挿入され、登場人物が皆寅さんの影響を受け、存在を待望しているのが感じられました。まるで、メシアの復活みたいに。
日本人は基本的に無宗教と言われることもありますが、昭和人にとってのある意味アイコン的な存在と言えるのかも知れませんね。
そういった意味では、この作品は現代の全ての日本人へ捧げるメッセージと言えるのではないでしょうか。
また、過去作品を復習している方が、作品をより楽しむことができるのも事実なので、酒を呑みながら過去作品を観ておいて、本当にラッキーでした。
桑田さんについては、残念ですが意味不明と感じました。