シマクマ

エスケープ・ルームのシマクマのレビュー・感想・評価

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)
3.6
(あらすじ)
内気な理系女子大生ゾーイ、冴えないフリーターのベン、元陸軍兵士のアマンダ、裕福な投資家ジェイソン、中年のトラック運転手マイケル、ゲーム愛好家のダニー。
年齢も職業も性別もバラバラの6人の元に賞金1万ドルが懸かった体験型脱出ゲームの招待状が届いた。
彼らは、ゲームに参加する為にシカゴのとある高層ビルに集まる。
曇ガラスの向こう側にいる受付係に話をすると「お待ち下さい」との返答。
6人は待合室でじっと待つことにするがみんなを呼び出したゲームマスターが一向に姿を現さない。
ふとダニーが待合室を出ようとしたところドアの取手が外れてしまった。
壊してしまったと慌てたがドアの取手が付いてた部分にダイヤルが仕込んであった。
6人は、どうやらゲームが始まったと思い、ドアを開ける鍵を見つける為に部屋中を探す。
ゾーイがとある番号を見つけて ドアのダイヤルを回す。
すると部屋が巨大なオーブンに変わる灼熱地獄と化した。
この脱出ゲームは、命懸けのデスゲームだったのだ。
姿を見せないゲームマスターが仕掛けた死のトラップを恐怖に震えながら必死に攻略する6人だったが
実はこの6人には、共通した過去があることが明らかになる・・・という話。



全米でスマッシュヒットし続編も公開決定している作品と聞いて興味を持ったけど日本での評判がイマイチみたいなので
ハードルを下げた状態で鑑賞。

結構面白かったですよ。
内容は、集められた男女が命をかけて建物から脱出するという
「SAW」とか「CUBE」のような脱出ゲーム系スリラー映画でした。
SAWやCUBEと比べるとグロ描写がないのでそういったのが苦手な方でも楽しめると思います。

全体の8割以上が脱出劇でテンポもいいしハリウッド映画なのでセットもお金かかっていて豪華で見応えもあり
終始ダレることなく楽しむことが出来ました。
特にステージ3は、高所が苦手な人には手に汗握るハラハラドキドキものだし
全員が力を合わせてゲームクリアを目指してるところがよかったです。


難を言えば
みんなを集める賞金が1万ドル(100万円ぐらい)が安すぎて説得力ないとか
視聴者側が謎解きに参加するほどの仕掛けがないとか
主催者側の動機とか正体がありふれてるとか
気になる点はあるけど
そんなのを気にする映画ではないと思います(椅子が動き回る4DXで上映してるぐらいだし)

上映時間99分と短めだしタイトル通りのシンプルな内容ですので、ポップコーンムービーとして最適だと思います。
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