山下智久の中国映画初進出作品ということで注目していた作品であり鑑賞
山下智久がいままでの爽やかなイメージを覆すサイコパスで無表情な底の見えない悪役を好演していて想定外のはまり役となっており、これからの悪役路線での活躍も期待できる
ボーン・アイデンティティーやバイオハザード5のアクション監督によるキレッキレのアクションと近未来的都市クワラルンプールと上海による最高のロケーションでテクノなミュージックにのせて軽快に魅せていく様も楽しい
主人公もネットオタクのどこにでもいる青年であり、テーマも国家的機密のハッキングといあうよりは公共機関を含めた日常のすぐ隣にある空間を舞台にした身近なテーマであり、ハッカーの脅威というものと一般の人々との距離感が今までにないもので目新しい
中盤のダレや強引さは一昔前の香港映画感が否めずマイナスポイントではあるものの、ジャニーズファン、中国映画ファンならずとも一見の価値ある作品である。
