教授

きみと、波にのれたらの教授のネタバレレビュー・内容・結末

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

湯浅政明監督作は「ピンポン」視聴済。
これもすごく、自分になじむ作品だった。
序盤はずっと、サーファーの女の子と付き合いてぇ〜と思ってた。ひな子ちゃんどちゃかわいい。
港くんの声が、イケボのツイキャス主(親近感を覚える感じのかっこいい声だけど素人)みたいで気になったけど、役柄的に合っていたのでよかった。
彼女は俺のヒーローなんだ、って言って鼻歌を歌うので、彼にスマイルが重なった。

懸命に海に出ようとするウミガメの姿、
昔の表彰状を当たり前のように持っている母、
今回の波に乗れなくても次の波に乗れたらいい、
失敗したら調整したらいい、
自分は自分のままでいい、
そんなたくさんの、小さいけどやさしくなじむ救いがたくさんある作品だった。

自分が生まれ変わったと思った日、ヒーローに助けられた日付をパスワードにしていた港くん。
自分が救われたから、人を助けられるような人になりたい。その原点を忘れない。

全ての悪はパリピにあってわかりやすい。だけどきっかけにはなっているから、不思議なものだ。

見慣れない客層がいると思ったら、三代目関係ですね。
川栄李奈ちゃんはすごくうまかった。プロの方だと思った。

彼氏の感想一言目が、昼間にウミガメが孵化するのが普通であるような描写はどうかと思う、で面白かった。
教授

教授