ichi

きみと、波にのれたらのichiのレビュー・感想・評価

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)
3.0
波に乗るために海の近くに引っ越してきたひな子。
波に乗るひな子をヒーローと呼んで見つめる消防士の港。
ある日花火の火が燃え移りひな子の住むマンションに転火してしまう。
屋上に逃げたひな子を梯子車で助けにきた港。
そこから二人は一緒に波に乗る関係になり次第に一緒に出かけるようになり、そして付き合うことになる。
幸せな日々を過ごす二人だったが、溺れる人を助けようとした港が死んでしまう。
港の死を受け入れられないひな子。
思い出の曲を歌えば水の中に港が現れることに気付いたひな子。

港の生前の願いの一つ。
ひな子が自分の波に乗れますように。

ひな子は自分の波に乗れるようになるのか。そして、港とこのままでいられるのか…。

良くも悪くも重たくならない映画。
二人がラブラブで満たされた日々を回想するシーンにひな子と港が時々笑いながら唄う歌を合わせたのにほっこりさせられて二人だけの幸せな世界をよく表現できていたと感じた。

誰かを救える人になりたい。
そう思う人が増えますように。
そして僕もそうなれるように。
少なくとも人の自信を失くさせたり嫌な思いを意図的にさせてしまう人には、ならないように。
あと、港のように大切な人を守れる力をもてるように、そして、それができるようにあらゆることに努力出来る人になれるように。
そんなことを静かに決意させられた。
ichi

ichi