ばま

シークレット・エスケープ パリへの逃避行のばまのレビュー・感想・評価

3.3
フィルマークスさん、
追加リクエストを聞いてくれてありがとう!
WOWOWの、W座からの招待状の
公開収録が当たりまして…
東京国際映画祭の一環として見てきました。

まず!W座からの招待状の公開収録、
めっちゃ面白いやん!
これは是非、定期的に開催してほしい!
小山薫堂さんと信濃八太郎さんのお話は
相変わらず面白くて、
阿部海太郎さんのピアノ生演奏もすごい素敵で…
3人の、これまでのお気に入り招待状の紹介コーナーとかも、すごく面白かった。大満足です!!


そして映画は…重かったぁぁあ〜
トークでも言ってはったけど、日曜の朝からみる映画ではない。ほんまに。笑
「じゃあいつ見ようか」って後輩と話してた結論が、金曜の夜やった。笑


心情表現がものすごく丁寧で繊細で、
「もわんもわん」言ってる音楽も怖くて、
心が解放される場面は美しくて。
…そしてノイローゼが辛い。

主人公の女性タラに感情移入するわけじゃないけど、彼女の気持ちも良くわかる。
旦那もいい人やし寄り添ってくれるし、お金もあるし、生活に不便はないけど、気持ちが落ち込む。
なんだか辛い。っていう気持ちは良く良くわかる。
もうこれって鬱だよね。。。
『ツレがうつになりまして』の重くて暗いver.

ほんっまにリアル。演技とかじゃない。
もうその人の生活に入り込んだみたい。
トークショーで、
「設定だけ決まってて、台詞はアドリブ」
ってのを聞いて、なるほどと思った。
「子どもたちも、その家の子どもで子役じゃない」ってのもすごい。

アフタートークがあるから、
あの映画を消化できた感じは強いかな。
信濃さんの「タラに共感した」ってコメントが、
最高に面白かった。笑


特に好きなシーンは、
車でドーバーに向かうシーン。車窓が切ない。

あと、この映画をみて分かったのは、
私自身、付き合うとか結婚する人は
芸術とか文化的なことに対して理解がある人じゃないと無理やな。
映画とかダンスとかアートとか、
今までは、興味ない人でも、おのおの楽しめればいいか〜と思ってたけど、この映画みたいに、
結婚後なにか活動がしたいって時に
「理解が出来ない」で片付けられると辛い。

パリ行きたい。
ばま

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