ヤクザから足を洗った中年男、過去に傷を持つ若い女
心通わせてはいけない二人の再生の物語
安定のソンガンホ、ユーモアに隠された信念と優しさ
ウルフカット、濃いアイメイク、サウスポーでバイク乗り回すツンデレなシンセギョン、キャラクター全然合ってない感じで、そこがなんとも可愛い
性格、育ってきた環境、血液型…苦手なタイプ、きっと深いところではすれ違ってしまいそうな女性だからこそ逆に魅かれる的な
場灯りそっちのけでライトでパコパコ照らしちゃう韓流の照明ながら、さじ加減が実に絶妙
色温度差を巧みに活かし、この手の映画にありがちな銀残しテイストではなく彩度を保ったリッチな光が心地いい
邦題、原題は「青い塩」
これは掛け言葉になっていて、作品のサブテーマは「料理」
料理教室、海辺の漁師食堂などが登場してチゲが食べたくなる、料理したくなる(日本のもつ鍋やさんも出てくる)
パスタはよく作るのだけれどここのところソースはボロネーゼにすることが多い
ニンジンのみじん切りとか修練になるし、ソフリットというものの考え方をひとつ学んだし、挽き肉が頃あいになって油が爆ぜる音、そこにワインを注いだ時の音…目だけじゃなくて耳でも料理してる感じが好きなのかもしれない
パスタというと毎度毎度使ってるニンニクもボロネーゼには入れないので気分転換にもなる(ちなみにニンニクは知人の畑から大量にもらったのがきっかけで冷凍しているのだけれど、青森産の高級ニンニクでもないのに皮むきやすくなるし、解凍しなくても包丁通るしでなかなか便利)
スパゲティもいいけど、最近見つけて大人買いした安いフジッリ(ショートパスタは高いから…)とあわせるとけっこういい感じ
ソース作ってパスタとあえるのは気に入ってる厚底のフライパンなのだけど、この前のブリ照り、とことん煮詰めたのがダメ押しだったかもしれない…そろそろ寿命…
まな板は反ってきたし、ピーラーは前ほど切れなくなったし、包丁は相変わらず切れないし…でもがんばろ
脱線ゴレライ…