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スケート・キッチンのnaoのレビュー・感想・評価

スケート・キッチン(2018年製作の映画)
3.3

シューゲイザーやドリームポップ的な音楽とアグレッシブな映像で綴る青春物語

ストリートを通して、様々な人種的多様性やセクシャリティを描き、仲間意識や自己発見というありふれたテーマを10代のフレッシュな視点で表現する

ニューヨークが舞台で10代のスケーターたちを中心に描いたからか、なんとなくL・クラークが撮った「KIDS/キッズ」に近い雰囲気を感じました
時代や環境は違えどティーンエイジャーたちが持つ潜在的な意識や鬱屈した感情という点は、いつの時代も共通するところがあるのかなと思わされます

しかし本作は、「KIDS/キッズ」と比べ友情と絆という点を強く描き、セクシャリティや女性の主張といった多様性を前面に出している。そうした意味では、新たな青春映画の誕生でもあるのかなと思いました。
最先端なカルチャーを突き進む彼女たちに夢中になる良作です!
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