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スケート・キッチンのqのレビュー・感想・評価

スケート・キッチン(2018年製作の映画)
4.5
2022年68本目

そのままのメンバーでそのまま活動するスケートクルーSkate Kitchenのドキュメンタリーなのかと思ったらちゃんとしててものすごくいい映画だった!
カミラにとってただほんとにスケートしたいというものすごくピュアな気持ちで愛してやまないことと同じように、誰かにとっての本気で愛している大切な何か、かつての気持ちが重なりまくりすぎてやばかった!!素敵なんだけどわかりすぎてむず痒すぎる、、

ただ、最後Skate Kitchenに戻らないと現実と乖離しちゃうというのでストーリーとしては仕方ないのかもだけど、謝罪して戻るだけのカミラの気持ちはどういうものだったのだろう。隠してたのは謝罪に値するにしても、周りにまであんな風に言われる筋合いある?とわたしなら戻らない、、とか思ってしまったが。

エンディングがカリウチスのIn My Dreamsも◯




—個人的感情メモ—
この映画でやばいくらい自分の懐かしい気持ちに出会ったのでメモ。音楽のマニアックな趣味でアンダーグラウンドからメジャーまでかつジャンルも幅広すぎるから女性とはまるで話しが通じたことが未だかつてない。というか未だに本当に音楽の趣味完全一致なんて友達には一度も出会っていない。今も変わらず音楽探求はしてるけどとうの昔に個人趣味として割り切れてるけど。レコードを買い漁りクラブに通い詰め音楽を求めてた20代。胸がどうとかはなかったけど男に生まれたかったとしなんで性別があるんだと思ったことも何度もある。男の子の中じゃないと本気の話はできないのに、とは言え女性の中にいると安心する、けど女子っぽさが嫌い。女性であることには変わりはない。でも女子達は音楽じゃなくてクラブで踊ることが好きという人が多い。またはクラブに行くことをファッションとしてたり男探しとか。楽しみ方は違っててもいいのに、どうにも違和感があった。男子に混ざってつるんでたら、嫉妬され陰口言われたりする。ただ好きなもの一致でつるんでるだけなのに。結局うんざりしてみんなだせーなと思い自分らしくいるため紆余曲折あり東京でてきたんだっけ。そんな思春期の葛藤もうわーーと走馬灯のように蘇った。なんとなくどちらにも馴染めないって経験がいくつもあったー。さらに、趣味や感覚が合い理解者であることが恋なのかと勘違いし相手に受け入れられず妹と言われたり恋愛感情がよくわかってない感じも経験あるし、、もうかつての自分を見ているようでなんだか恥ずかしくなったけどこれは自分だけじゃなかったのだと嬉しくもある。
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