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スケート・キッチンの和のレビュー・感想・評価

スケート・キッチン(2018年製作の映画)
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最近までずっと幻の作品だった"KIDS"の現代版。古めかしさはなくなり映像はもっと美しく夜の街を映し出していることに時代の流れを感じざるを得ない。

ほぼドキュメンタリーのような構成なのにも関わらずにストーリーを演じるという珍しい形を取っている本作。
ラリークラーク監督とまた違う主人公がしっかりと存在するという点。

本当のスケートキッチンは喧嘩のないピースなチームらしい。それだけに個人的には内輪喧嘩が山場になる展開は本当は好きになれない。

ただ夜のストリートを滑走するシーン。
好きな色を聞くシーン。などなど印象的なシーンがあるのは好印象だし何だかんだ楽しめてしまう。
しかし、髪色の伏線などなどドラマ仕立てにしたからこそ変化が伺えるシーンがほしかった。それでないならドキュメンタリーの方が面白い作品になりそうだなと思ってしまう。
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