ひでG

アストラル・アブノーマル鈴木さんのひでGのレビュー・感想・評価

3.4
またまたGYAOさんで視聴。
元々昨年公開させた時に、ちょっと気になっていたんだけど、割と短期間で終わってしまい観られなかった作品。

序盤のララのアブノーマルさには、正直ついていけないというか、

「しまったな、変なの観ちゃった、、」と
劇中のノーマルなテレビプロデューサーと
同じ感想を持ってしまった。

でも、中盤、ララの決意?の行動と、
ある人物の登場で、

「ははあ、なるほどね」て、合点がいった

まるで、教室であばれる児童の保護者と面談した時に、その子なりの事情が分かったカウンセリング後の感想みたい。

そっか、これはアブノーマル、たしかに
表面的にはそうなんだけど、

劣等感と自己実現のお話なんだよなって
て思いました。

もう1人のララは、本当でも夢想でもいい。

実現できなかった自分なんだよな、

そーゆー、半端な自己実現としてのユーチュバーの存在なんだな。
→この映画の場合だよ、全部のユーチュバーをそうだとは言っていないよ😃

そー考えると、ラストの彼女の表情、
そして、それをもセリフなしで見せた松本穂香の演技力は大したものだ!

一つ山を越えたというか、自分でいばらの道を歩んで一歩前に出た、という表情
見事でした!


まあ、面白いけど、後半のある男性の出現は長いし、いらないのかなとも思うし、

もう少し、もう1人の自分との明確な対決やそれの答えがあっても良かったな

切り込み方はユニークで面白いけど、
切れ味という点では、足りない気がした

繰り返すけれど、松本穂香は、大物だと思います!
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