アストラル・アブノーマル鈴木さんの作品情報・感想・評価 - 13ページ目

「アストラル・アブノーマル鈴木さん」に投稿された感想・評価

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おQの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

むちゃくちゃ面白かった!ジワるとかでなくストレートに!予告見て田舎のユーチューバーがあんなに可愛くないだろ、とか思ってたらちゃんと解決されてるし!ラスト才能を突きつけられての号泣刺さるわあ。芸風で松梨さん思い出した。。。
田舎のYouTuberがiPhone Xを使うわけないじゃん

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なんかわからんがめちゃくちゃ面白い。言いたいことがありそうでなさそうな、自分でも何言ってるかわからないし何言いたいかわからないけど何かを伝えたいっていう情熱だけめちゃくちゃある人の話を聞いてる気分だった。

何きっかけでこんな話を思いついたのか。

あらすじ

頭おかしい群馬の田舎のyoutuber鈴木ララはバイトしながら細々と動画投稿をしていた。
シングルマザーの家庭で弟のルル夫はいじめられたトラウマで絶賛引きこもり中。

ある日テレビから自宅を取材したいって言われて有頂天に。だけど、突然企画を頓挫されてキレた彼女は東京に飛ぶ。

そこには瓜二つの双子の妹で過去に一緒に芸能オーディションを受けたら自分を差し置いて受かってしまい今や大人気女優になっているリリがいた。

リリは名前も変えて、TVの取材でも別のヤラセの家族を用意するなど完全に鈴木家の存在を隠しており、ララは今回の取材を揉み消させたのも彼女の差し金だと思って脅しに来ていたのだ。

しかし脅迫は失敗、逆にララはリリに脅されてyoutuberを引退させられてしまう。

しかし数ヶ月後、リリがイベント会社の社長とできちゃった婚すると家にやってきており...。


とにかく主演の松本穂香の魅力炸裂。眼帯してる分、彼女の眼力が際立つ。ほんとに目が凄い。死んだ目、キレた目、悟った目、少しだけ輝く目など目の使い分けが上手くて表情の演技だけで飽きない。
それからもう一つ彼女の特徴である広がった鼻を強調するような表情とかカメラワークをしてて主人公のララの鼻息荒い垢抜けない感じを出しているのも上手い。

コメディ演出もキレキレ。

特にお母さん役の人の終盤の座ったままの暴言の嵐が凄まじい。弟のルル夫もリリの結婚相手とゼイリヴ並みの長くて更にグダグダな格闘シーンを見せてくれる。
松本の死んだ目低い声での塾生徒との会話も笑える。

あと1番笑ったのはジャーナリストが童貞LGBTに無理矢理社会問題的なことを言わせようと露骨な誘導尋問してくるシーン。あれの前にララが、メディアは嘘つく生き物だ!って叫びまくるシーンがあるのも笑える。

爆笑というよりクスクスずっと笑える感じでした。


オーソドックスに編集のテンポだけで笑えるシーンもあって普通にコメディ演出上手い。

話としてもこじらせた若者が現実を受け入れるまでのストーリーとして非常に刺さる内容。

自分と顔は同じで育った環境も一緒なのに自分と違って大成功している人間がいるってキツイよね。言い訳出来ずまさに自分の内面
と向き合わなきゃいけないんだけど、それでも周りのせいにして逃げ続けるララ。

リリは自分がずっと追ってた夢を
掴んで、しかも簡単にそれを捨てて次に言ってしまう。見下してた弟も自分より先に引きこもりを脱して、さらに最後の最後にもっと見下してた塾の生徒望月は思いがけない歌の才能があった。

特別だと思ってた自分が一番何にもなかったと気づかされて号泣するララは笑えるように撮られているけど、誰もが馬鹿にはできない自分の痛い一面を見せられるようで辛くて切ない。

ラスト、望月からあなたの涙のおかげで勇気をもらえたって手紙をもらうけど、ララは一切奢らない。
こんなのよくある話でしょ?
それを言える人間になっただけでも彼女の成長の第一歩。

苦いけどさわやかなラスト。

ちなみにエンドロールで、こりゃオーディション受からないわ笑っていう、ダサいララのダンスが見られるのもいいね。ただ下手でも精一杯自分を表現している感じが愛おしかった。

今のところ今年ベスト!

ただラストの望月が歌う曲はそんな大ブレイク間違いなしの歌唱力や歌詞内容だとは思わなかったけどね笑
無い物ねだりです笑
松本穂香という女優の何と贅沢な使い方!あんなに長い取っ組み合い見たことないwグレートユーチューバーって何?
よう

ようの感想・評価

4.0
じわーだったなあ笑
youtubeの方は半分くらいだけ観ました。
カットが長いってレビューしてる人多いの、確かにわかるけどまあそういう映画だよなって割り切ってたから笑えて観れた笑あの目つき、姿勢などなど、松本穂香以外に務まる役者さんいないね
シナリオは良いけど俳優の演技がしょっぱすぎる…。それも狙いかも知れないけど弟君が旦那さんと喧嘩するカットは見るのが辛いほど長尺でこんな茶番が続く映画を見続けるべきか悩ませる…。

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地方で何者にもなれず足掻く若者…といえば最近は山内マリコとかいくらでも描く人がいるので、最初は鈴木さんの浮くほど過度にシュールな動きに少々不安に。
なぜだろう、途中からクセになってきた。
自分の写真にダーツ刺しているから、子役だったのが目に怪我でもして引退したのかと思った。
ママが異様に優しくて不安だったけれど本性出してくれて良かった。
いやあシュールだったなあ…と劇場を出た後にじわじわと致死量の毒が効いてくるようにメンタルやられました。
結果的に良い映画だった。
谷のばらちゃん、クセになる。(調べたらミスIDの審査員の人が「正統派美少女ではないのに、多くの男の心の奥底にヒットする顔」と言っていてすごく納得。
摩訶不思議な世界観でしたね❗
穂香ちゃん、ぶっ壊れてます(笑)❗
他の役者さんも、一部、ぶっ壊れてます❗
外へ飛び出した時の弟の勇姿だけがホンモノだった。

答えと正解が違うように、
作りモノと嘘も違うだろう?

どうなんだい鈴木さん。
ホンモノって何なんだい鈴木さん。
映画の入口であれだけうざかった主人公にいつのまにか不思議な愛おしさを感じる瞬間は映画を観る楽しみのひとつ。それにしても彼女が「この世界の片隅に」のすずさんだとは。つくづく楽しみな女優さんです。(新宿シネマカリテ)