発想は面白いと思うけど、今までどうしてこういう設定の話がなかったのか。
設定に無理があるから(笑)
「目隠しは」この映画にとって非常に重要なルール。
船に乗って川を下る。
森を歩く。
「目隠し」をしてできるものなの?
主人公と子供達は、目隠しをしているのにもかかわらず、目的に向かって歩き、障害物を避け、ドアを開ける。
そこにあるのがわかっているかの様に物を手に取り、落とした物も拾う。
すごい違和感。
フラフラ歩きながら両手を前に突き出して探るフリをすれば、それらしく見えるだろうとかあまりにもご都合主義。
布越しにうっすら見えるし、そこはファンタジーだから…と納得させるにしても説得力が足りないと思った。
疑問に思った途端、興醒め。
有名女優の迫真の演技も、嘘くさく見えてしまった。
もどかしいけどイライラする一歩手前のハラハラ感が出ていたら面白かったかも。
冒頭のパニックに引き込まれ、緊張感ある展開は良かった。
後は難題の設定をどうスリリングに展開するのか…期待して観ただけに、もの凄く残念だった。