賢太郎

バード・ボックスの賢太郎のレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.8
Netflixオリジナル作品が面白い作品が多いので先駆けの1つ(まだ『ブライト』は観れておりません、、!)だった本作を漸く鑑賞することが出来ました!

残念ながら『クワイエット・プレイス』の方は未視聴のまま先に鑑賞する運びになりました。。。というよりこの作品『ハプニング』の方が系統としてはより近い気が…?あの作品もだいぶ昔に鑑賞して、かなり期待ハズレな結果の作品だっただけにこの作品への期待値も其れ程高いモノではありませんでしたが、想像以上に面白かったです。

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【あらすじ】
子供を身籠っているマロニー(サンドラ・ブロック)が"見たら気が狂う"正体不明の侵略者が蠢く世界線でsurviveするお話

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悪い部分は概ね皆様記載してくださった通りで、せっかくの【目隠しをしてしか外出出来ない】みたいな舞台装置を活かしきれていないことですよね。結局この手にありがちの[パニック勃発→グループ結成→崩壊→主人公が生き残る]みたいなルートを綺麗に通ってしまうので、あんまり見ない世界での過酷さみたいなものが画面から伝わって来なかった。

逆に良かった点は【下手に正体不明の侵略者を明かさなかった】こと。肩透かしのような感覚もありますが、理不尽な設定には理不尽な正体不明の敵くらいが丁度良いですし、その辺背伸びしていなかった印象。登場人物もそれなりに個性があり、皆様ちょくちょく見かけたことがある俳優さんばかりでした…笑。

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とはいえこの作品は主人公のマロニーが【母親として】成長していく姿が実はメインに描かれたモノなのではないかと改めて感じました。ボーイ、ガールなんて呼び方をするタイミングではマロニー以外の何者でも無かった中で、ママになる瞬間があり、そこに至るまでがこの長い冒険譚だったのでは無いか、と。

結末はハッピーエンドで捉えるタイプですが、皆様はいかがだったでしょうか?
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