このレビューはネタバレを含みます
2019映画館#22
リーアム兄キなので、96時間の様なファイティング・ダディ全開の作品を期待している人には、ちょっと物足りないかも知れません。
しかし、それを補うブラックユーモア満載の本作は至る所でゲラゲラ笑ってしまいました。
リーアム演じる主人公が、殺された息子の為に一人ずつ復讐し、敵が死ぬ度に名前がいちいち出て来て、ストーリーに関係無いパラシュートで除雪車に引かれた人まで名前が出て来て爆笑してしまいました。他にも、マフィアグループにゲイのカップルがいたり、モーテルで裸に20ドル札を股間に張り付けメイドを何人もナンパしたりと、サブキャラに笑いや親しみを与えたり、部下を殺した相手を抗争相手だと勘違いして、再び抗争が勃発したりと、単なる復讐劇に終わらない所が本作の見処になっています。
もちろん、リーアム兄キの頭のよさそうや腕っぷしの強さ。除雪車攻撃もありカッコ良い兄キも見る事が出来ますよ。マフィアのボスの息子を誘拐して、本を読んでとせがむ子に、除雪車のパンフレットを読ませて、しまいにはその子が除雪車運転してしまう(笑)
雪山近くと先住民が出て来るので、ジェレミー・レナーのウィンド・リバーを思い出した。毛皮の生産地が中国だったり、スキーの観光地になってしまったのを先住民のリーダーが悲しんだシーンは、何かメッセージを感じた。
このポスターにネタバレ出てんじゃん🤣
