キツい。終始胸が詰まるような映画体験だった。とにかくしんどい。レビュー書くのもしんどい。
主人公が40代無職独身男性ならわかるんだけどマチルダ時代のナタリー・ポートマンみたいな女の子なので困惑してしまう。いったいどんな気持ちになればよいのかわからない。どうすれば彼女の決断を覆すことができたのかもわからない。わからないことだらけだった。
ただ間違いなく言えるのはオルガ・ヘプナロヴァーの名は心に刻まれたということ。忘れることはないでしょう。
あとこれは正直に思ったことを書いておきたいんですけれど彼女の最後の"悪あがき"について、あれを目にした瞬間「こいつダッサ！」と心の中でつぶやいてしまいました。その反応が人として間違っているような気がしてどうにもバツが悪いです。心のどこかで彼女をモンスターとして突き放したいと思っていたのに人間味のある反応を見せられ自分と同じ感情を持った人間であるとわかってしまい最後の最後まで居心地悪かったです。
