ひでG

テッド・バンディのひでGのレビュー・感想・評価

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
3.5
邪悪で、衝撃的に凶悪で卑劣!
って、どんだけ?!サイコパスなんだ!
と、のけぞるほどの宣伝文

確かに実際のテッド・バンティは、1974年から4年間に30人以上を殺害した
全米史上でも最恐・最凶の殺人鬼だった。

だが、本作でも映し出されるが、
そんな恐ろしいサイコパスながら、
端正なルックスと自らの弁護をやってのける頭脳明晰さと、裁判中に婚約者にプロポーズするパフォーマンスなどから、
相当な人気ものだったそうだ。

そんな実在の超個性的な殺人者の実在物語

だが、この映画は予想を覆す作り方をしている。

直接的な殺人シーンがないのだ。

物語は、実際したテッドの恋人リズとの出会いから幸せな生活から始まる。

これを観ていると、「あれ?、ひょっとして、冤罪?」と思えちゃう。

残虐なサイコパスを捜査する側や
殺人者自身の側から描くのは多いが

このように、サイコパスがと共に暮らしていた家族や恋人の側面から描いたものは
珍しく、その切り口はとても面白かった。

恋人を演じたリリー・コリンズがとても
キュートなので、その切り口の良さが効いていたと思う。

エンドロールの本物のテッドが劇中と同じことをやったり、語ったり(順序が逆だけど😅)が、とてもインパクトがありました。
ひでG

ひでG