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テッド・バンディのArkのネタバレレビュー・内容・結末

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

連続猟奇殺人鬼を恋人視点で見た話。

本作でザック・エフロンが演じるテッド・バンディは、恋人視点で描かれているからか普通の優しそうな青年に見えるが、その正体は女性を狙って狂気に満ちた犯行を繰り返す連続殺人鬼。本作では実際にバンディが犯行しているシーンはないため、「やってない」という彼の言葉を信じてしまいそうになる不思議……。
30人以上を惨殺した後、何食わぬ顔で彼女の家へ行き、人を殺した手で子どもを抱っこしてたなんて……。おぞましい~。

頭脳明晰で女性を魅了する魅力を持つところが鍵で、世の女性の人気を集め冤罪だと信じさせる。この映画にハッキリと犯行シーンが無かったのは、視聴者も同じ気持ちにさせるためなんだろうな。でも、ザック・エフロンがクライム系作品に出てるの観たことないので、ザックの殺人シーンを見てみたかったとも思う笑
演じてるのが彼だから男前と演技力が相まって余計に「本当にやってないのかも?」なんて騙されてしまいそうになる笑 ナイスキャスティング。

最後に判決を下した裁判官が言ったセリフがとても心に残ってる。頭の良さとルックスを良さの使い方を間違わなければ、有能な弁護士として名を馳せたかもしれないのに。
死ぬまで電気を流され続ける死刑って最悪にキツイ。

ザック・エフロンとリリー・コリンズは元恋人同士だそうなので、キスシーンとかそういう目で見てしまった笑

“SAW”はhackSAWのSAWでもあったのかと今更ながら知った。あの道具の名前知らなかったから……勉強になった。
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