じぇれ

テッド・バンディのじぇれのレビュー・感想・評価

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
4.0
【稀代の殺人鬼の苦悩を描く純愛映画】

全米を震撼させた殺人犯テッド・バンディ。彼には心より愛する女性がいた!

かつてテッド・バンディと交際していたエリザベス・クレプファーの手記を元に、これまで語られていなかったテッドの心に迫る実録ドラマ。

元恋人の視点がベースなので、残虐な犯行シーンは殆どありません。
映しだされるのは、自信満々に無実を訴える魅力的なイケメンの姿。

そう、史上最低の殺人鬼が頑なに被り続けた偽りの仮面を恋人が脱がせてあげるまでを描いた、異色の純愛ドラマなんです。

私の見方は少数派かもしれませんが、本作のクライマックスは特異な愛の成就だと感じました。
切なくも美しいその愛を見届けてほしい!
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