川沿いのホテルの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

川沿いのホテル2018年製作の映画)

강변호텔/Hotel by the River

製作国:

上映時間:96分

4.0

「川沿いのホテル」に投稿された感想・評価

tonton

tontonの感想・評価

3.5
東京フィルメックスの、オープニングで鑑賞。

キムミニが今回もミューズで登場。

ホンサンス監督は、映画に自身を投影する事が多い。今回は主役の詩人が、ある意味、監督の分身かも。

息子二人を長期宿泊したホテルへ呼び、久しぶりの会話を楽しむシーン。

会話から彼らの状況が読み取れる。

並行して、キムミニら二人の女性達が登場。

その会話からも監督自身が投影された感じ。

日本の私小説を思わせる。
東京フィルメックスのオープニング上映されたホン・サンスの作品の一つだけど、いつも以上によくわからない感じではあった。

それからみたいなモノクロで撮られたけれども手持ちで撮られたせいで揺れが気になるって場面もいくつかあったが(意外にもどうやらあえて手持ちを意識してのものだったらしい)、それでも映像として心に残るものがあった点はホン・サンスらしさが感じられるものだった。

特に素晴らしかったのはとある場面で道路の隅っこに猫が写り込んだけれど、カットをせずそのまま猫が道路の奥へ走り去るまで映していた即興性のあるシーンで、この猫は意図せず映ってしまったものだろうけどそれを無駄にしない姿勢にはますます好感度が上がった。

でもそれから同様室内のシーンが多く、そういうシーンでもう少し小津やドライヤーみたく構図に凝ってほしいと思う箇所も結構あったのはちょっと残念だった。

展開としては家族と女友達の二組の他愛無い話かと思いきや、最後の最後に謎が残る描写となって疑問に感じてしまったけど、それ故に後々まで印象に残りやすそうな内容だとは思った。

どうでもいいけど北野武のようなリアリズムを追求してかホン・サンスも食事や酒を本当に口にさせるらしいけど、ということはガチで酔っ払って演者が口にした台詞とかも結構ありそうだ。
Bigs

Bigsの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

第19回東京フィルメックス オープニング作品

いつもホンサンス作品はファニーの意味で面白くて笑いを堪えながら観てるんだけど、フィルメックスの会場では所々大きな笑い声が上がっていて、やっぱりそういう風に受け取る人が多いんだなあと再確認。良い環境で観れました。

今作もちょっとした会話や仕草の妙で笑えるところが多くて面白かった。
ホンサンス作品ではよく見られる映画監督や芸術家アピールでナンパするとこ。兄弟の身長コンプレックス。別れた奥さん(息子にとっては母親)から「夫は最低の人間だった」と言い聞かされてきたとハッキリ言うところ。

ただラストについては、これまでのホンサンス作品が自身や身の周りをモチーフにしていそうだっただけに、ホンサンス監督大丈夫かな?とちょっと心配になった。
すわスピ語りに身構えるものの、境界線を曖昧にする雪景色は微睡みをより死の兆しを帯びさせ、イカの組織の調べは突如として不穏さを増幅させる。ほんとに天使みちゃったんだ
天カス

天カスの感想・評価

5.0
at TOHOシネマズ日比谷

にゃんこズーム!

ホテルに居合わせた2組の交わるようで交わらない人間関係。
しかし映画の手にかかればそんな二つの関係がどこか因果を持っているかのように見えてしまう。
関係のない涙が、死を慈しむように…

お猫さまだって、わざわざ演技しに現れた(個人的意見です)のですから追わないわけにはいかないし、ズームしないわけにはいかないのだ。
あ、なんか珍しく手持ちでカメラ揺れてたな
ディゾルブにも驚いた。

あとぬいぐるみが可笑しくてよかった。
(最初ムーミンのぬいぐるみで撮ったのを著作権引っかかるかも…とわざわざ変えて再撮したって話も笑える)
AS

ASの感想・評価

4.2
サブキャラ的なキム・ミニ、キ・ジュボンのプライベートが作品に投影されているらしいこと、植物への眼差し、カメラの運動など、『草の葉』との共通項が多いのでセットで観るのがベター
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