horahuki

アイ・オブ・ザ・デッドのhorahukiのレビュー・感想・評価

アイ・オブ・ザ・デッド(2015年製作の映画)
2.8
全編主人公目線なPOVゾンビ映画。

「一人称視点でゾンビを倒す新感覚パニックホラー」とか書いてますが、主人公たちがただただゾンビから逃げてるだけの映画です。決してジャケ画像のようなシーンはありません。

ぼやけた映像でスタートして「あれ?」って思ったところでコンタクトを装着して半分ずつ(片目ずつ)映像が鮮明になるのがおもしろくて笑いました。私も普段コンタクトなので、確かにつける時ってこんな感じだよね…ってなった(笑)

前半は結構面白いんですよね。普通のPOVよりもこちらに向かって話しかけてくる映像が多くてゲームっぽい雰囲気を醸し出してるのが少し新鮮に感じました。徐々に現れてくるゾンビの脅威に対して逃げたり隠れたりするしかできない一般人。ありがちではあるんだけど、ゲームっぽい映像が楽しかったです。中でも家から出てゾンビがいないことを確認しつつ車を探すシーンが演出面で凄く好き。ただ後半はあんまり好きじゃなかったです…。

主人公の目がカメラの役割を果たしてるんですけど、自分の手とか持ってるモノはFPSのゲームみたいな映り方をするのであんまり「目」感がないのが残念でした。

それとやたらとゾンビたちが映りたがりなんですよね。主人公が後ろから追いかけてくるゾンビから逃げるためにまっすぐ前を見て走ってるんですが、ゾンビがそのまま後ろから襲い掛からずにわざわざ主人公の目の前に回り込んで「ワー!」っておどかしてくるっていうカメラ(カメラはないはずだけど…)を意識しまくった謎行動をかましてくるというね。

お化け屋敷みたいに木の影に律儀に隠れてるゾンビさんも謎だし、ゾンビが窓の外から襲ってきた時はカメラ外に居たから無言だったのに、いざそいつにカメラを向けると、今ゾンビがやって来たかのように急に悲鳴をあげる主人公の友人たちもカメラ意識し過ぎで笑えます。

あまりにもみんなカメラ意識してるから、去年公開した某大人気映画的なオチが待ってるのかと途中までマジで思ってました(笑)

前半はすごく好みだったので、なんだか惜しい作品でした。でも割と楽しめたので借りて良かったです!^_^