『私の人生なのに』の原桂之介監督作。
前作とはまた違った路線で、作風もかなり変わっていたので驚いた。そもそも題材が井口昇監督とかが好きそうなものなので、メガホンを取った事に驚き。
そのジャンルは任侠アイドルコメディ。
若きヤクザ3人が不始末を起こし、その罰としてアイドルになれ！という前代未聞のコメディ。しかもそのアイドルになれとは女性アイドルな為、しっかりとチンコを取り全身整形をして、「見た目はアイドル、中身はヤクザ」となってしまう。というバカ設定。しかもグループ名は極道からの『ゴクドルズ』。
しかしそのゴクドルズが思わぬ大ヒットを果たし一躍有名になる。だが途中で若きヤクザたちは「ヤクザとして生きるべきなのか、このまま女性アイドルとして生きるべきなのか」という葛藤に苛まれるのもまた馬鹿馬鹿しくて良い。
グロさはほとんどなく、激しさに欠けたがアイドル役の3人はよく頑張った。可愛いお顔をしながら、ヤクザの台詞をバンバン決め込んでいくあたりは最高。
大杉漣さんもゲスト出演として出ていた。
